【2025-26年冬】ロングレイヤー特集｜ストレート・巻き髪・ウルフ・前髪なし/ありまで似合う万能スタイル解説

2025.12.25

ロングヘアの魅力を最大限に引き出す「ロングレイヤー」。
今冬は“自然な動き”と“抜け感のあるツヤ感”がトレンドキーワード。ロングレイヤーの柔らかな毛流れが注目を集めています。
ストレートでも巻き髪でも、パーマでもウルフ風でも、程よい動きが出ることで今どきの質感が簡単に再現可能。さらに、前髪あり・なしによる印象の変化や、レイヤーを活かした“韓国風くびれ巻き”などスタイリングの幅が広いのも魅力です。
本記事では、美容師目線で今冬のロングレイヤーの特徴から似合わせ、巻き方、仕上げのポイントまでわかりやすく解説します。

ロングレイヤーとは？今っぽく垢抜けたいなら「ロングレイヤー」がおすすめ

ロングレイヤーとは、髪の表面や顔まわりに段差（レイヤー）を入れて、自然な動きと抜け感をつくるロングスタイルです。
毛先の厚みは残したまま毛流れが出るため、重く見えやすいロングでも表情が生まれ、一気に垢抜けるのが魅力。
「巻いても動きが出ない」「ロングがのっぺり見える」という悩みを解消しやすいのも大きなポイントです。
今冬は“自然な動き×ツヤ感”がトレンドとなり、ロングレイヤーの柔らかな毛流れがまさに今っぽい印象に。顔まわりレイヤーで小顔見え、表面レイヤーでエアリーな雰囲気など、似合わせの自由度が高く、ストレート・巻き髪・パーマとも相性抜群。どんなスタイルにも馴染む“万能ロング”としておすすめです。

【ロングレイヤー×ストレート】｜ツヤと軽さが両立する王道人気スタイル

ストレートのロングレイヤーは、“ツヤ感”と“軽さ”を同時に叶える王道スタイル。重く見えがちなストレートロングでも、表面や顔まわりにレイヤーが入ることで自然な動きが出て、今っぽい抜け感が生まれます。毛先までツヤが通ることで美しいシルエットが際立ち、清潔感・上品さ・大人っぽさがアップ。
また、ストレート仕上げはカットラインの美しさがそのまま出るため、レイヤーの位置や量がとても重要。顔まわりに長めのレイヤーを入れると小顔効果が高まり、韓国風の“くびれライン”が簡単に再現できます。仕上げはオイル・ミルク・バームなどツヤが出るスタイリング剤が相性良く、朝のまとまりもキープしやすいのが魅力です。

■シースルーバング×フェイスレイヤーで小顔効果バツグン！

■束感を意識したレイヤーでナチュラルな雰囲気に

【ロングレイヤー×巻き髪】｜華やかで女性らしい立体感をつくるコツ

巻き髪との相性はロングレイヤーの真骨頂。
レイヤー部分が自然に動くため、全体に巻かなくても“くびれフォルム”や“立体感”が簡単に出ます。
外巻き・内巻きのミックス巻きや、太め・細めのコテを使い分けるだけで雰囲気がガラッと変わるのも人気の理由。
初心者におすすめなのは、顔まわりから大きく後ろへ流す“韓国風くびれ巻き”。レイヤーを活かすことで巻きすぎず、ふんわり抜け感を出せます。
スタイリング剤は軽めオイルがおすすめで、毛先だけ少量つけると束感とツヤが同時に叶います。特別なテクニックがなくても華やかに仕上がるのが、ロングレイヤー巻き髪の最大の魅力です。

■フェイスレイヤーをいかしたくびれ巻き
ふんわり抜け感が今っぽい！

■ロングレイヤー×韓国風くびれ巻き

【ロングレイヤー×パーマ】｜ナチュラルで決まりすぎない“抜け感”が叶う

パーマを合わせると、ロングレイヤーはさらに扱いやすく、スタイリングが楽になります。
動きが欲しい部分に自然なカールがつくため、朝のセット時間が大幅に短縮。デジタルパーマで大きなウェーブを、ナチュラルパーマでふんわり質感を作るなど、髪質や好みに合わせやすいのも魅力です。
また、レイヤーが入っていることでカールに立体感が生まれ、くせ毛風の質感や海外風の“ゆるウェーブ”とも相性抜群。スタイリング剤はムース・ミルク・軽めワックスなど、濡れ感を少し残すと抜け感UP。パーマならではの柔らかさとロングレイヤー特有の動きが重なり、自然体なのにオシャレに見える万能スタイルが完成します。

■デジタルパーマ×大き目ウェーブ

■ナチュラルパーマでくびれ＆ナチュラル質感

【ロングレイヤー×ウルフ】｜トレンド感たっぷりのモード×フェミニンMIX

近年人気が高まっている“ロングウルフ”。
ロングレイヤーをベースに、顔まわりやトップを軽く仕上げることで、モード感のあるウルフシルエットを作りつつ、女性らしさをキープできます。襟足は長く残すため“ウルフすぎない”バランスが今のトレンド。
ストレート仕上げならシャープで大人っぽい雰囲気に、巻き髪を合わせるとよりフェミニンで柔らかい印象に変化します。
顔まわりレイヤーを長めに入れると韓国風の色気が生まれ、短めにすると少しストリート感がプラスされます。
ハイライト・フェイスフレーミングなどのデザインカラーとも相性が良く、写真映えするスタイルです。

■毛先を内巻きにしたガーリーなロングウルフ

【ロングレイヤー×前髪あり】｜柔らかい雰囲気が出る人気バングまとめ

前髪ありのロングレイヤーは、柔らかく可愛い印象を作りたい方に人気。とくにシースルーバングはロングレイヤーとの相性◎で、自然な抜け感と小顔効果が同時に得られます。
ワイドバングなら目元に影ができて大人っぽい雰囲気に、ふんわり前髪なら女性らしく優しい印象に。
前髪があると顔まわりレイヤーとつながることで、フェイスラインが自然にカバーされ、小顔見えしやすくなるのも魅力です。
スタイリングは軽く内巻きにしたり、根元だけ立ち上げたりすることで、1日きれいな形がキープできます。前髪で印象操作がしやすく、幅広い年代に人気の組み合わせです。

■ロングレイヤー×シースルーバング

■ロングレイヤー×重めバング

【ロングレイヤー×前髪なし】｜大人っぽく色気のある垢抜けヘアに

前髪なしのロングレイヤーは、大人っぽく色気のある雰囲気を作りたい方にぴったり。
センターパートで分けると、顔まわりのレイヤーが自然に後ろへ流れ、上品で洗練された印象に。かきあげ前髪と合わせると、根元のボリュームが出て華やかさと立体感がアップします。
また、前髪なしは額が見えることで縦ラインが強調され、小顔効果やリフトアップ効果が高いのも特徴。ペタッとしやすい方は根元を軽く巻いたり、マジックカーラーを使うと一日ふんわりキープできます。
前髪なし×ロングレイヤーは、ほどよい抜け感と色気が自然に出る人気デザインです。

■ロングレイヤー×かきあげ前髪

■ロングレイヤー×センターパート
自然な毛流れでフェイスレイヤーとつながり、洗練された印象に

ロングレイヤーの巻き方｜プロが教える簡単＆失敗しないテクニック

ロングレイヤーをもっと可愛く見せるなら、巻き方のコツを知ることが重要。まず基本は“顔まわりから巻く”こと。レイヤー部分が動くため、顔まわりが整うだけで一気に完成度が上がります。
初心者におすすめなのは、32mmコテで大きく後ろに流す“韓国風くびれ巻き”。レイヤーが入っているため、巻きすぎなくても自然な立体感が生まれます。全体はミックス巻きにすると、重くならず柔らかい雰囲気に。38mmコテを使えば大きめカールで大人っぽい印象になります。
仕上げは軽めのオイルやバームを毛先だけになじませるのがポイント。ツヤが出て巻きが長持ちし、写真映えする仕上がりになります。

ロングレイヤーに似合うヘアカラー｜透明感カラーとの相性が抜群！

ロングレイヤーはカラーとの相性が非常に良く、特に“透明感カラー”を合わせると柔らかさと立体感が最大限に引き立ちます。ミルクティーベージュ・ブラウンベージュ・オリーブブラウンなどはレイヤーの動きがきれいに見える定番カラー。
暗髪でも重く見えにくいのがロングレイヤーの強みで、ブルーブラックやダークグレージュなどでも、表面のレイヤーが光を拾って軽さを感じさせます。
また、ハイライトやフェイスフレーミングを入れると、髪全体に立体感が出て巻き髪との相性がさらにアップ。特に顔まわりに明るさを入れると小顔効果が高まり、写真映えも抜群です。

■ミルクティーベージュ×前髪なしフェイスレイヤー

■ブラウンベージュ×ミルクティーベージュのハイライト
柔らかな立体感で大人女子を演出

■チェリーブラウン×エンドカラー
冬の深みカラーをロングヘアの裾にあしらって巻き髪をぐっと華やかに。

ロングレイヤーを長持ちさせるお手入れ方法

ロングレイヤーをきれいに保つためには、日々のケアがとても大切です。
まず、乾燥・広がりを防ぐためにアウトバストリートメントを必ず使用しましょう。特にストレート仕上げが好きな方は、オイルやミルクで毛先にツヤを補給するとまとまりが長続きします。
また、レイヤーはシルエットが崩れやすいため、1〜2ヶ月に一度のメンテナンスカットがおすすめ。量感調整や毛先の指通りを整えるだけで、美しいシルエットが蘇ります。
さらに、サロンでできる集中トリートメントを取り入れると、レイヤーの動きがより際立ち、アイロンやコテの形がきれいに残りやすくなります。