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美容室Wizのスタイリスト・アシスタント求人情報ブログ

【スタッフインタビュー】「動画は“基準”になってほしい」——鈴木さんが語る、Wizの教育コンテンツづくり 2024.12.02 16:34 | トラックバック(0)

美容室Wiz スタッフインタビュー #01 【教育の仕組み】動画コンテンツ
Wizの強みである「教育」を、動画とテキストの形で社内に届けているのが、教育チームマネージャーの鈴木健太郎さん。
アシスタント向けの技術カリキュラムから、トレンドのヘアスタイル動画まで、いまやWizの“当たり前”になっている教材は、どうやって作られているのか。
その舞台裏を聞きました。

 

1本につき6〜8時間。いちばん大変なのは“撮影”です


——膨大な動画コンテンツ、制作にはどれくらいの時間がかかっているんですか?


企画から最終チェックまで全部含めると、1本で6〜8時間くらいですね。
テーマを決めて、テキスト起こして、検証して、撮影して、編集確認して……という流れです。
いちばん大変なのは、やっぱり撮影。カメラにどう写るか、どの角度が一番見やすいか、手の動きまで全部考えながら撮るので、撮影が一番エネルギー使います。

 

アシスタントとスタイリスト。目的も作り方も全然違います


——動画テーマはどうやって決めているんですか?


動画コンテンツは大きく分けると『アシスタント向け』と『スタイリスト向け』の2種類があります。

アシスタント向けの動画は、アシスタントがスタイリストになるまでのカリキュラムを動画に落とし込んでいます。必要な技術や接客、理論を、『今の現場で何が足りてないか』『どうすればもっと早く・うまくデビューできるか』を見ながらアップデートしていきます。

スタイリスト向けの動画は、トレンドスタイルを学ぶコンテンツなので、インスタやGoogle検索、街で見る髪型、実際のオーダー…いろんな情報を総合して、“今流行っている/これから流行る”スタイルをマーケチーム全員で話し合って決めていきます。

 

アシスタントには“初見でわかる”、スタイリストには“ポイントだけ伝える”


——スタイルやトレンドを動画に落とすとき、伝え方で意識していることは?


誰に向けた動画かで、かなり変えています。 アシスタント向けのカリキュラム動画は,
『何も知らない子が初めて見ても“なるほど”と思えるか』を基準に作っています。
用語もかみ砕いて、細かく説明して、初見でも理解できるように。

一方、スタイリスト向けのヘアスタイル動画は、ベーシックはできている前提で、
『どこをどう変えると今っぽく可愛くなるか』に絞って話します。
長さ数センチの違いや、レイヤーの入り方ひとつで“今っぽさ”が変わるところを、できるだけ具体的に伝えるようにしています。

あとは、ハサミの動きだけじゃなくてカメラにどう映るか、どの角度から撮ると手元がわかりやすいか、というところまで気にしています。

美容室Wiz 採用・リクルート【スタッフインタビュー】動画コンテンツ作りの裏側

最初と最後の“ポイント解説”は必ず見てほしい


——こだわりポイントを挙げるとすると?


僕の動画はだいたい、最初に“このスタイルのポイント”を口で説明して、最後におさらいをする構成になっています。
途中の工程も大事なんですけど、最初と最後で“ここを押さえればOK”という芯を必ず話すようにしているので、そこはぜひ見てほしいですね。

 

マイク入ってなかった…動画あるあるも経験しました


——撮影で印象に残っているエピソードは?


完全にマイクが入っていなかったことがあります(笑)。
撮り終わってから気づいて、あとからアフレコしました。自分の動きに自分の声を合わせるのはすごく難しくて、ちょっと声優になったつもりで頑張りました。

 

カリキュラム動画は“早く・ちゃんとデビューさせる”ために


——動画づくりで一番大事にしている“思い”は何ですか?


アシスタント向けのカリキュラムでは、とにかくスタイリストになったときに苦労しすぎないようにしてあげたい、というのがあります。
もちろん、楽なことばかりではないんですけど、『このカリキュラムを順番にやっていけば、そのまま現場で活躍できる』という状態を目指して作っています。

“ゆっくりでいい”という人もいるけど、早くデビューできて、なおかつちゃんと身についているのが一番いいと思っているので、“どうすれば早く上手くなれるか”は常に考えながら、動画もカリキュラムも更新しています。

 

ヘアスタイル動画は“自分にもできる”と感じてもらうために


スタイリスト向けのヘアスタイル動画の方は、最終的には可愛い写真が撮れることがゴールです。
動画を見て『あ、こうすれば今っぽくなるんだ』『この長さだから可愛いんだ』と理解してもらって、自分で作ってみたときに“できた!”と実感してもらえる内容にしたいと思っています。

 

動画が“基準”になっているのが嬉しい


——現場のスタッフからの反応で、印象に残っていることは?


アカデミーでも、わからなくなったらすぐ動画を見るのが当たり前になっています。
店長やスタイリストが教えた内容に対して、アシスタントが『でも動画だとこう言ってました』と、動画を基準に話してくれることもあって(笑)。
作っている側としてはプレッシャーもありますけど、“基準”として使ってもらえているのは素直に嬉しいですね。

 

『カリキュラムが良かったから入社した』と言われる教育に


東京や横浜から入ってきてくれるスタッフに『なんでうちを選んだの?』と聞くと、『カリキュラムがしっかりしているサロンで働きたかった』と言ってくれることが増えました。
実際にスタイリストになってからも『自分に合っていた』と言ってもらえると、やってきてよかったなと思います。

 

これからも“最新の基準”を更新し続けたい


カリキュラムって、放っておくとすぐ古くなってしまうんですよね。
だから、サロンスタイルの教材を作り変えたり、フェイスレイヤー・デジタルパーマ・ハイライト・ダブルカラーなど、ジュニアスタイリストがつまずきやすい分野も含めて、今も新しいコンテンツを準備しています。

“作ったら終わり”ではなく、“常に最新の基準をつくり続ける”こと。

それが、Wizの教育を任されている自分の役割だと思っています。

 


鈴木健太郎
複数店舗を統括するFCオーナー
教育チームマネージャーとして、技術カリキュラムやトレンドスタイル動画など、社内向けの動画・テキストコンテンツを制作。
“初見でも理解しやすい”カリキュラム設計、
トレンドを“どこを変えれば今っぽくなるか”に落とし込む分析力に定評がある。